小児歯科について
歯が生える前から
定期的口腔管理を
乳歯が生える前(0歳)から、永久歯が生えそろう頃(中学生頃)まで、予想外の異常や病気が起こることがあります。それらを早期に発見、治療するためには、定期的に歯科受診することが必須であると考えています。子どものころから定期的口腔管理を習慣づけることは、将来の健康寿命の延伸につながります。
- 子どもの歯を守りたい
- 永久歯が中々生えてこない
- 子どもにむし歯がないか診て欲しい
- 学校の歯科検診で指摘があった
- 正しい歯みがきを身につけてほしい
- 子どもの将来の歯並びが心配
当院の小児歯科
指導医が歯の健康をサポートします
「小児歯科」という看板は、どのような歯医者さんでも掲げることができます。しかし、厚生労働省の認可を受けた小児歯科専門医は全国に約1200名しかいません。当クリニックの小児歯科担当医は2009年に資格を取得した小児歯科専門医であり、現在は専門医指導医として日本小児歯科学会に所属しています。
資格取得について
日本小児歯科学会専門医の資格を取得するためには、5年以上「日本小児歯科学会」に所属し、
学会が認めた医療機関にて5年以上の臨床経験を有し、
小児歯科臨床に関する報告を発表し、さらに試験に合格する必要があります。
試験では筆記試験と小児歯科に関する症例の提示など厳正な審査が行われます。
資格取得後も、更新は5年ごとに行われ、資格を継続するためには学術大会への出席や発表、
学術誌における報告などの社会貢献が義務となっています。
不安度の高い
お子様に対する治療
はじめから「歯医者が好き!」というお子様はほとんどいません。親子ともに不安な気持ちで来院されることがほとんどです。リラックスして治療を受けることができるよう、お子様の発達年齢を見極め、それぞれのお子様に適切な対応を心掛けています。
和らげるためのTSD法
お子様に少しでもリラックスして治療に臨んでいただけるよう、T(Tell) S(Show) D(Do)法を取り入れています。
どんな治療をするのか
分かりやすく
説明します
使用する器具を
見たり触ったりして
もらいます
安心してもらえたら
実際に治療を
行います
機器を使わない非侵襲的修復治療
:ART(Atraumatic
Restorative Treatment)
「むし歯を治したいけれど、怖くてできない!」 という場合は、音の出る機器を使わず、手用器具でむし歯を取り除き、グラスアイオノマーセメント(GIC)で閉鎖を行うARTを行っています。ARTの後は、歯科医院に慣れるよう予防処置を定期的に行い、不安度の低下を待って最終的なむし歯治療を行います。
「歯医者は怖いところ」という子どもたちのイメージをなくすことに努めています。
初期のむし歯は痛みがなく、見た目にも分かりにくいことが特徴で、歯科医院でチェックしなければ初期むし歯を見つけることは困難です。初期むし歯は専門的な歯の清掃とフッ素塗布により、再石灰化することが明らかにされています。むし歯に気づいてから初めて歯科医院に行くのではなく、むし歯になる前からの予防処置をお勧めしています。
ブラッシング指導
毎日の歯みがきは、自分でできるむし歯予防の基本のため、子どもの頃から正しい歯みがきの方法を身に付けることが大切です
フッ素塗布
適切な濃度のフッ素を歯の表面に塗ることで、歯質を強化しむし歯を予防します。フッ素には歯の再石灰化を促す効果があり、初期のむし歯は塗るだけで治る可能性もあります。
シーラント
溝が深くて複雑な形状をしている乳歯やお子様の奥歯は、みがき残しが多くむし歯になりやすい場所です。汚れが溜まるのを防ぐために、溝の表面を歯科用のセメントやプラスチックで埋めていきます。
お子様の歯並びについて
お子様の歯並びが気になる場合は
お気軽にご相談ください
子どもの歯並びについては、「早期(3歳から5歳頃)に治療を始めた方がよい場合」と、「永久歯が生えてから治療を始めた方が良い場合」があります。もっとも良い時期を見極めて、治療を始めることが重要です。